レセプトオンライン化っていったい何?

今までこのページでは「オンライン化って?」という書き出しではあったのですが、2017年4月現在、全体で7割以上、診療所でも6割程度がオンラインによる請求を行っています。今更何かをご説明するまでもないでしょう。

紙レセプトによる請求も数%のみを残し、回線さえ準備できればオンライン化しない理由が無いのでは?という情勢です。


フロッピーディスクや、CDに書き込んで支払基金等に送付する、その準備すらいらない、オンライン化未実施の方はぜひ前向きにご検討されてはいかがでしょうか。

 

レセプト電算のメディアへの出力(CDやFDへの出力)までは、ほぼもれなくできています。あとはオンラインで送るための回線の準備と届出だけです。

(届出はこちらのページを参照)

 


レセプトオンラインで使用する回線は次のいずれかです。

  • ISDN回線(ダイアルアップ接続)
  • NTTフレッツ回線(フレッツADSL、Bフレッツなど サービスによって接続可否があるので注意)
  • インターネット回線(接続のためIPSec+IKEの仕組みが必要)


このホームページでは、「自分でもできた!」という簡単な接続方法を目指すため、「NTTフレッツ回線」を使ったレセプトオンライン請求を中心に紹介してゆきます。

 


 

※NTTのフレッツ回線を使えない!という方は以下の回線事業者のホームページを参照ください。「フレッツ回線を使えない」具体例として、、、すでにケーブルテレビ、WiMAX、auひかりなどのインターネット接続を使っていて、改めてインターネットを引きたくない、電話局から遠すぎてADSLが引けない、光ケーブルが敷設できないなどなど。

 

これらはIPSec+IKE方式による接続環境を提供してくれる業者です。

インターネット回線を使用し、USBトークンタイプ、またはルータタイプによるセキュリティーの確保されたVPN(バーチャルプライベートネットワーク)を構築し、セキュリティーの確保された接続が可能になります。

 

フレッツ回線でレセプトオンライン接続しよう!

まず、現在のインターネット接続回線を確認してみましょう。

例えば、「インターネットに接続しています!」といっても、接続回線はADSLあり、光ファイバーあり、CATVあり云々。じゃあ、いったいどうやって接続して良いのか、この段階でみなさん戸惑ってしまいます。

幸運にも、日本のインターネット接続環境は、かなり多くの方がNTTの「フレッツ」という仕組みを使っています。プロバイダはどこと契約していても今回は関係ありません。

 プロバイダとは → Niftyやビッグローブ、OCNなどなどインターネットの接続サービスを提供してくれる業者

実は、NTTのフレッツは「接続回線」であって、インターネット接続そのものではないのですよ。。。あ~わかりずらい。

このフレッツを使っている方は「すぐに設定可能です」安心してください。それも、ほとんどの場合「追加投資なしで」


使用可能なフレッツ回線は、こちらのページから「ネットワーク」をクリックし、「オンライン請求接続可能回線・事業者一覧表」のリンクを探し、確認をお願いします。随時更新されているようで、直接リンクが貼れませんでした。ビジネスタイプや、ライトの契約ですと接続できないようです。 
 

必要な機材を準備しよう!

回線が「フレッツ」なら、追加投資はほとんど必要ありません。

以前は、「オンライン請求用のパソコンが必須」という印象がありましたが、、現在は「利用者の責任において使用可能」という表現になっています。

つまり、フレッツを使っていて、パソコンを持っているのであれば機材を新たに購入する必要はないということです。

とはいえ、インターネット接続に使用しているパソコンで、個人情報の詰まったレセプト請求の情報を扱うことにはかなりの抵抗がありますね。やはり、利用者の責任を果たす上でも「オンライン請求専用のパソコン」をインターネット用と別に用意しておくほうが良いでしょう。

では「どんなパソコンが良いの?」。。。
はっきり言って、オンライン請求のパソコンはブラウザさえちゃんと動けば良いレベルの、とっても安いパソコンで事足りてしまいます。
このパソコンに、レセコン(レセプトコンピュータですね)から吐き出されるレセ電(レセプト電算ですね)のデータをやり取りできるようにUSBメモリなど(これも千円前後あれば買えます)を接続します。


なお、接続可能なパソコン、OSの最新情報は「オンライン請求用パソコン動作環境(OS等)」のキーワードでネット検索してください。 Windowsについて言えば、XPから10まで、いずれのOSでも接続可能です。とは言え、MicrosoftがサポートしないOSを接続するのはセキュリティーリスクも伴いますので、現実的にはWindows7以降のOSになるのではないでしょうか。(Windows10についてはBuild番号を確認必要なようです。H29/3現在では「10240」・「10586」・「14393」が対応可能の記載がありました。情報は常に更新されていますので、最新の情報を検索してください。)
たったこれだけで、機材は揃いました。

レセプトオンライン接続基本形

まずは、接続初級編です。先ほども申し上げたとおり「フレッツ」を使っていることを前提としています。
フレッツ回線にはADSLと光ファイバー(Bフレッツなど)がありますが、いずれの場合も接続方法は同様です。

図を見ておわかりのとおり、「インターネットに接続する方法」と全く同様です。
ONUやADSLモデムからLANケーブルをパソコンに接続し、このパソコンからはいわゆる「IP-VPN」による接続設定を行います。

ちょっとだけこの「IP-VPN」の接続設定はくせものですが、インターネットに一度でも接続設定したことがある方なら絶対にできます!支払基金から送られてくる資料」を読めば大丈夫です!
 (以前は支払基金のホームページにも資料が掲載されていたのですが、、、なぜ消してしまったのでしょう?)
あまりに簡単でがっかりするはずです。

 

インターネットの回線なのにオンライン請求に接続できるわけ

インターネットの回線を使っているのに、インターネットに接続していない???とっても良く分からないという方は多いと思います。

フレッツを使った接続の場合、直接私たちが使っているのは、実は「フレッツ網」と呼ばれる回線で、線をつなげただけではインターネットにはつながらないのです。

おそらく、フレッツの契約をされている方は、Niftyやビッグローブ、OCN、ASAHIネット、WAKWAKなど「プロバイダ」と呼ばれる会社との契約もされているでしょう。これらは、インターネットにつなぐ情報の出入り口を用意してくれている会社です。

余談ですが、「閉域IP網」って用語がつかわれることがありますが、フレッツ網とほぼ同じ意味です。NTTという閉じた世界のIP網ってわけですね。オンライン請求の資料を見ると「閉域IP網を使ったIP-VPN接続」なんて言うから難しくって、もっと簡単に言ってくれれば誰でもとっつきやすくなるのですが。。。。


わかりやすさのためにあえて言うと

  フレッツ → 電話回線
  プロバイダ → インターネットの情報への接続先

という感じでしょうか。

では、オンライン請求をする場合はどうするか?というと、「プロバイダの代わりにオンライン請求の接続先につなぐ」というだけの違いなんです。

つまり、フレッツ網を電話回線と考えれば、「違う電話番号にかければよいだけ」ということなんです。

お分かりいただけましたか?




この関係を図で示すと上のようになります。フレッツ網という電話回線を使って、プロバイダに電話をかけたり、あるいはオンライン請求の接続先に電話をかけたりすればよいのです。また、便利なことに、フレッツ網で同時に使える回線の数(セッション数といいますが)は最低でも2回線分ありますので、複数のパソコンをお持ちであれば、「一方ではインターネットを使いつつ、また一方ではオンライン請求を行う」なんてこともできます。

次の項では、もっともっとフレッツ回線を有効に使った例を紹介しましょう。

 

レセプトオンライン接続 インターネットとオンライン請求を同時につなぐ

レセプトオンライン接続の基本形では、レセプトオンラインに使用するパソコンを使っていると、インターネットに接続できない不便さがありました。

もともと、複数のパソコンを使って、インターネット接続をしている方にとっては「不便この上ない」接続の仕方ですね。もっとフレッツ回線を有効に使って、インターネットとオンライン請求を同時にできる方法を紹介しましょう。

こちらはかなり、実態に近い接続方法ではないでしょうか。

新たに購入するのは、スイッチングHUBくらいでしょうか。回線終端装置のすぐ後ろにスイッチングHUBを接続し、オンライン請求の通信と、インターネットの通信を分岐させてしまうイメージです。



この図では、オンライン請求を行った場合、最低でもセッションを2つ使用します。「オンライン請求の接続」と「インターネットの接続」をそれぞれ1つのセッションと数えます。セッションって何?と複雑に考えず、回線の接続先の数くらいに思っていてください。

通常、フレッツでは「2セッション」が同時使用可能ですので、オンライン請求に接続しながら、インターネットをインターネットに接続することもできる、というわけです。

ところで、フレッツの世界にはもう一つの接続先「フレッツスクエア(フレッツスクエアは平成23年6月より「サービス情報サイト」という名前に変わりました)」なるものがあります。もし、インターネット接続パソコン(実際にはルータがインターネットに接続されている)がフレッツスクエアにアクセスしてしまうと、もう一つセッションが必要になりますので、こうなると2セッションでは足りなくなります。
フレッツスクエアへの接続が必要かどうかでセッションを追加するかどうか決まります。

以上のとおり、フレッツでの接続が一番手っ取り早いことが分かりました。 

さて、回線の準備はできました。後は支払基金から送付されてくる「説明書」にしたがい、設定を行うだけです。説明書にしたがって操作すれば、必ずつながります。つながらないときは、オンライン請求の相談窓口に相談すれば、親切に教えていただける、ハズ、です。(問い合わせ先は送付される一式にあります。なければ「オンライン請求関係相談窓口」をキーワードにググってください。)

業者に頼んで接続してもらうのも一つの方法ですが、万が一トラブルが発生しても、一度接続した実績があれば解決も自分でできる可能性が高くなります。是非一度トライしてみてください。