工事担任者試験に絶対合格!

工事担任者は電気通信回線と端末設備等を接続するためにはなくてはならない「国家資格」です。工事担任者はその接続する回線によっていくつかの資格に分かれています。

今回、私は仕事で電子カルテシステムとISDNルータを接続してやりとりを行う業務を行っていることから、力試しのつもりで「工事担任者試験」を受けてみました。

ちょっと苦労はありましたが、めでたく一発合格することができましたので、「誰でも合格できる、合格までの手順」をご紹介しましょう。

資格の種類を選定
まずは資格の種類を選定。今回私はISDN回線を扱えることに主眼を置きましたので、その中で一番簡単な「AI3種」を受験することにしました。

受験の申し込み
インターネットから簡単に受験の申し込みをすることができます。
申し込みは「電気通信国家試験センター」のホームページから行います。
申し込み時期は1年に2回。2月と8月に行われます。インターネット経由だと若干申込期間が長いのですが、早めに申し込みを済ませましょう。

試験のための学習・教材
絶対合格のためにはこれが一番のポイントです。たくさん教材を購入すれば合格できるというものでもありませんし、だからといって質の低い教材では意味がありません。
工事担任者試験では、ほぼ丸暗記でよい「法規科目」と、電気の仕組み・公式を理解する必要のある「技術及び理論科目」があります。私が使った教材は1冊のみ。Amazonで購入し、試験前の2ヶ月ほど前から通勤電車の約1時間×往復を学習に充てました。



このテキストで多分合格に必要な基礎知識はすべて網羅されているはずです。全部読み終えたら「過去問」をしっかり解いて実力を確かめましょう。
「過去の問題集」は実は購入の必要はありません。過去2年間(都合4回分)の過去問題が電気通信国家試験センターのホームページに掲載されています。過去問題を解いて、実力がついていることが確認できれば、自信を持って試験に臨みましょう。

試験当日・試験中
私が受験したのは「埼玉会場」。駅からかなり離れた場所にあるのですが、試験日である日曜日は通学のためのバスの便もなく、とにかくバスに乗れずに困りました!
ココロの余裕のためにも早めの試験会場到着を心がけてください。

席に着くと、周りの皆さんも「テキスト」を復習していますので、負けないように復習することをおすすめします。万が一復習した箇所が出題されればラッキーですものね。

さて、試験時間ですが実はかなり余裕があります。AI3種は120分の試験時間で、各科目(※)60点以上が合格ラインです。1科目あたり40分で、40分を経過すると退室が可能になります。ここで、他の人が退室しても焦ってはいけません。学科免除になっている人は試験時間が短くなっていますので、自分は最後まで見直しをするつもりでがんばりましょう!



後日談:  その後、DD1種にチャレンジし、「電気通信の基礎」、「端末設備の接続に関する法規」は何とか合格ラインに到達したのですが、「端末設備の接続のための技術および理論」は現場経験がないためか、なかなか難しかったのです。。。  そこで、DD1種で取得した電気通信、法規の試験免除を活かし、DD3種、続いてDD2種を取得し、そこで「打ち止め」としました。残念ながら1種までは到達できませんでしたが、勉強になりました。

皆さんの体験談はこちらから 工担ワールド



※科目は、「電気通信技術の基礎」、「端末設備の接続のための技術及び理論」、
  「端末設備の接続に関する法規」の3科目


それでは、検討をお祈りします。