オンライン資格確認端末から診療/薬剤情報が閲覧可能に

2022年9月12日

診療/薬剤情報がかなりインパクトがあるのでは

オンライン資格確認端末から、今までもマイナンバーカードを用いて薬剤情報、特定健診情報の閲覧許可をした場合はこれらの情報を参照することは可能でした。どんなお薬が処方されているか、検診の結果はどんなだったかといった内容で、もちろん十分に役立つ内容ではあったと思います。
それがなんと、この数日前から「診療/薬剤情報」の閲覧がスタートしました。実際の内容を見て、かなりのインパクトがあるのではないかと少し驚きました。
実際の表示サンプルがこちらに掲載されていましたのでリンクを貼っておきます。

賛否両論はあろうと思いますが

賛否両論はあろうかと思いますが、長年なかなか進まなかった医療情報の共有が、このような形で徐々に形になっていくのだなと感じざるを得ません。患者様を一意に識別するためにマイナンバーは必須でしょうし、情報をセンターに集約するためには常にオンライン状態である「オンライン資格確認端末・・・名前が気になりますが」が必須です。今はたまたまレセプトや特定健診の情報を閲覧できるようにしていて、リアルタイムの情報とはやや言い難い状況ですが、来年導入開始に向け取り組んでいる「電子処方箋」の仕組みが構築されれば投薬に関しては少しずつリアルタイムでの情報収集が可能になるように思われます。いずれ、電子カルテから入力するオーダー情報をはじめ、紹介状などの文書類、DICOMデータなど、センターを介してやり取りできるインタフェースとしても利用可能なのではないでしょうか。
オンライン資格確認端末を「別端末」として独立させ、自動アップデートの仕組みも備えることで今後の機能拡張にも耐えうるようにしたことが功を奏しているのではないかと感じたりもします。(安価にするためにレセコンなどと一体型という選択肢もありますが、今後レセコン・電子カルテだけでなく幅広い医療情報機器との連携を考えると「別端末」&「別ネットワーク」は良いのかも、と)
今まで褒めるようなことはあまり記載してきませんでしたが、今日は「もしかしていいものになるんじゃないか」と感じたのでプラス方向の記載をさせていただいた次第です。

とはいえ色々不満はあるのです

とはいえ、オンライン資格確認端末のセットアップは相変わらず手間がかかりますし、レセコン・電子カルテとの連携まで含めると到底補助金内ではできませんし。令和5年の3月までに導入するには全く人も足りない、機器も揃わないという状態ですので、そこのところはもう少しなんとかしてもらいたいものです。事実、休日出勤は頻発していますし、その分給料をいただけるわけでもなく、ただただ忙しいという状態ですので、自分にとっては全くいいことはありません。

小ネタを一つ

こないだ、オンライン資格確認を導入済みのクリニックを初めて受診することになり、事前に予約しました。その際に受付の方に言われたのが「お薬手帳など他で処方されているお薬がわかるものをお持ちください」と。早速受付ではオンライン資格確認端末にマイナンバーを通して、保険証は出さずに処理完了。おそらくレセコンと連動されていたので、この部分はかなりスムーズに処理が進んだようです。
私はお薬手帳は持っていませんので、マイナポータルから出力した「薬剤情報」を受付で提示、医師に回されたようです。
無事に診察も終わり、お医者様から「定期検診の結果を検診後に持参ください」と。

ここでやはり残念なのは、「オンライン資格確認端末の普及」は補助金も投入して着々と進んでいるにも関わらず、活用・運用面に関してはまだまだ現場に認知されていないし、実際に医療情報を使おうとすると微妙に使いづらさがあるのではないかと。

医療情報を閲覧しようとした場合に、電子カルテが連動していればオンライン資格確認端末1台で閲覧も可能かもしれませんが、そうでない場合オンライン資格確認端末で閲覧するしかありません。通常、顔認証機能付きカードリーダは受付に設置しますので、自ずとオンライン資格確認端末は受付にあります。医療情報を参照したいのはお医者様ですので、都度受付に閲覧に行くことはないでしょうし、受付にそんなスペースの余裕もありません。だったら、オンライン資格確認端末に簡易的なWebサーバ機能を盛り込んで、院内ネットワークでアクセス可能にしてはどうなのかな、、、と。

更に話は続きます。薬局にも行きました。もちろん顔認証を実施。初めて伺う薬局でしたので、問診票を記載し、スタッフにお渡ししたところ「お薬手帳はありませんか」と。ありませんと応じると「他で処方されているお薬はありませんか」と。

「仏作って魂入れず」とはこういうことでしょうか。

本当にやりたいことは、保険証の資格確認をすることですか。あるいは医療情報をマイナンバーで統合管理し、活用することですか。