オンライン資格確認端末のセットアッププログラムが更新されています

2022年9月11日

医療機関等ONSで提供されるセットアッププログラム

オンライン資格確認のセットアップ関連プログラムは「医療機関等ONS」というサイトで提供されています。どちらかというとベンダー向けの内容になってはいますが、申請さえすればログイン可能なようです。
今回、この医療機関ONSサイトで、オンライン資格確認端末のセットアッププログラムが更新されていたのでこれを機会に大雑把にどんなプログラムがあるかも含めて見てみましょう。

顔認証の機能を含めたメインプログラム OQSFaceApp

Wdgeの拡張プラグイン、顔認証ライブラリなどオンライン資格確認のメインの機能となる部分。2022/9/5付で電子処方箋のサービス提供開始に向けた機能追加が行われれているそうです。

レセコンなど他システムとの連携を担う OQSComApp

レセコンなどオンライン資格確認と連携するシステムは、「オンライン資格確認システム」へ直接アクセスすることはありません。ここでいう「オンライン資格確認システム」とはセンター側の機器を指しています。
OQSComApp.msiでインストールする 連携アプリケーション が オンライン資格確認端末内の共有フォルダ REQ(要求)、RES(結果)を通じてファイルによる連携で「レセコン」と「オンライン資格確認システム」を仲介します。こちらのプログラムも2022/9/5付で電子処方箋のサービス提供開始に向けた機能追加が行われれているそうです。
電子処方箋の外部インタフェース仕様書を見る限り、上記のREQ、RES共有フォルダによるファイル連携の仕組みは変わっていないようですので、電子処方箋が開始に伴うオンライン資格確認端末の大幅な導入作業は発生しないと予想しています。ただし、医師の電子証明を付与するカードリーダーの接続や、電子カルテシステム側の大幅なプログラム改修作業は必ず発生するでしょう。

プログラムの更新を担うQSDistroApp

オンライン資格確認端末にインストール済みの各プログラム(顔認証装置のプログラムも含め)を自動的に更新する機能を担う配信プログラムです。こちらのプログラムも2022/9/5付で電子処方箋のサービス提供開始に向けた機能追加が行われました。

「オンライン資格確認システム、電子処方箋管理サービス」という名称は長すぎないか

医療機関等ONSで提供されている各種仕様書に、センター側の名称として「オンライン資格確認システム、電子処方箋管理サービス」が使われています。何事も、名は体を表すと言いますが、なんとも長い名前で、取ってつけたような感じです。もともと「オンライン資格確認」というのも患者様側からすればよくわからない名称で、もっと良い名称はなかったのだろうか?と疑問に思います。(そもそも「資格」って何って)
電子処方箋の仕組みを使っても、番号を付与した紙を患者様に渡す運用が残る?など、電子化して新たな様式の紙を運用しなければならないというのはなんとも切ない気がします。スマホ連動している患者様は紙が不要とか、もう少しなんとかならないものでしょうか。(お年寄りには、医療情報連携端末(スマホの機能限定したもの)をお配りするとか)
今後、保険証、医療情報、処方箋など様々な医療にかかわる情報を1箇所に集めて効率化を図ろうというのですから「マイナンバー医療統合システム」とでも命名しては?というのは冗談です。

プログラム更新に伴い設定ファイルの中身も変わった

プログラムの更新に伴い、設定ファイルの中身も変わっています。今まで独自にオンライン資格確認端末セットアップのバッチを組まれていた方は注意が必要です。
(設定ファイルをコピペしていた場合に、以前のバージョンの設定ファイルを上書きすると項目が足りずに内部エラーで動かない)
例えば、連携アプリケーションのC:\ProgramData\OQS\OQSComApp\config\UserDefinition.propertyなど。電子処方箋の導入に向けた項目が多く追加されていました。

設定ファイルの内容は、「連携アプリケーション導入手順書」という資料に記載されていますが、日々セットアップするものに取っては馴染みの内容になってきますが、ご自身のオンライン資格確認端末だけをセットアップする目的で読むのはかなり荷が重い気がします。パラメータの設定値はほぼ初期値で良いとは思いますが、読みこなすのは骨が折れます。